ネジ類は通常 ○○(ネジ径)×☆☆(長さ) という形でサイズを表します。この場合、一般的に○○はネジ径(ネジ部の太さ)、☆☆は長さを表します。 ○○の部分について、<M○○>と表記されているものはミリねじ、<W○○>と表記されているものはインチねじ(ウイット)を表します。
お問い合せをいただく中で、「××ミリのスパナで締める太さのねじ」とか、「**番ビットが合うねじ」といった具合にスパナ径やビット番号で太さを表される方もいるのですが、工具はある程度サイズ幅を持たせてあり、ネジ側も1サイズ下の頭にしてある規格が存在するため、ビット番号やスパナ径からは正確なネジ径は確定できません。現物がある場合はネジ径とピッチを調べていただくとより確実です。
☆☆の部分はねじの頭が皿タイプのものや頭の無いタイプ(寸切りボルト等)は全長を表記しますが、その他のほとんどのタイプは首下(全長から頭部分を除いた長さ)を表記します。
尚、○○(ネジ径)×☆☆(長さ) の後にさらに ×△△(ねじ部) が付く場合があります。これは全長のうち、△△の長さだけがねじ山があることを表します。
例えば、<< 六角ボルト M16×65×38 >>という表記の場合、ネジ径が16ミリで、首下寸法が65ミリで、先端から38ミリの所までねじ山があることを表しています。
尚、ねじ切り部は S=△△ と表記される場合もあります。
◆六角ボルト(中ボルト=半ネジ)のネジ部基準値計算方法
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首下長さ |
計算方法
(ネジ径をdとします) |
計算例 |
1〜129L |
dX2+6 |
M10X80 |
(d)10X2+6=26より約26mm |
130〜219 |
dX2+12 |
M20X150 |
(d)20X2+12=52より約52mm |
220〜 |
dX2+25 |
M30X250 |
(d)30X2+25=85より約85mm |
上記は最少基準値ですので、実際には基準値より多めにネジが切られている場合がほとんどです。
六角ボルトは基本的に首下全ネジか上記表のねじ切り部となります。
ねじ切り部の長さ指定が必要な場合はオーダー対応となります。
〜注意〜
あくまでも六角ボルト半ネジの場合の計算方法です。
キャップボルトなどは基準が異なりますので御注意下さい。 |
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