コラム(1)
1)ナンバープレートの盗難について


ほんの十数年前まで日本では「水と安全はタダ」と言われていましたが、社会情勢その他の変化により、そのどちらも現在ではタダとは言えなくなってしまっているのが実状です。

中でも車両盗難は、自動車が日本に普及し始めた1960年代後半から30年近く年間35000件前後で推移していた認知件数が、1998年頃から急速に増加して、2001年には63000件以上にまでなり、現在もほぼ横這いの状況です。

背景には規制緩和により海外への持ち出しが容易になったこと・外国人窃盗団の暗躍・盗難車、盗難部品流通ルートの確立など様々な要因がありますが、一番根底にあるのは冒頭に書いた「水と安全はタダ」という意識が抜けていない事が大きい様です。

事実、2000年頃まではキーを付けたまま保管していて盗難に遭った件数が半数以上でした。(その後(現在も)キーを抜いた状態での盗難がキー付き盗難を上回っています…今まで以上に用心が必要です)

車両盗難に関しては車内に侵入し直結でエンジンをかけて自走してアジトまで運ぶという手段が多くを占めているそうです。
最近の傾向として、新型車・高級車にはイモビライザーが装備されてきたため、盗みやすいイモビライザー普及前の車やいわゆる大衆車・年式の古い車へ、そして都市部から比較的防犯意識の薄い郊外部へとターゲットが変わってきています。

しかし、自走する場合Nシステムや有料道路の料金所などでナンバー読み取り装置によりルートを把握されてしまうため、偽造ナンバーや盗難ナンバーに付け替えて走行します。

ナンバープレートを盗まれたら、そのナンバープレートが犯罪に使われると同時に盗まれた車両は窃盗団から「ガードの甘い車」として後々車両自体の盗難の対象となったことを意味するのです。

現在カー用品店等でも様々なタイプのナンバープレート盗難防止用のねじが販売されています。

当サイトで御紹介している商品も含め、そのどれもがナンバープレートの盗難防止には多少の役には立つものと考えられます。

多少の…と言うのは、ねじは外すことを前提として締めるモノですから外せないモノは無いためです。

しかし、車両窃盗を行うような考えの持ち主は「少しでもラクに儲けたい」という意識が一般の人より強いので、逆に少しでも面倒な事、時間がかかることがあると、それがたかがナンバープレートボルトひとつでもターゲットを変える要素の一つにはなる可能性もあり、防犯意識をアピールすることで、車上荒らしにも多少の心理的効果を与える可能性があります。


とにかく一番大事なのは防犯意識を持って窃盗団に嫌われる環境を維持する事が大事です。